平安物語【完】




――

生まれたままの姿で抱き合っていると、身も心も一つになれるような気がします。


「もう、隠し事はしません。

良い夫婦になりましょうね…」


「はい、尚仁様…」


「愛していますよ、どうしようもないくらい。」


「私も、心の底から…愛しております。」



空には、満ち足りた満月が静かに輝いていました。