「女御様。 女二の宮と……次郎君です。」 左大臣様には、太郎君がいらっしゃる事を踏まえて仰ったのでしょう…。 「はじめまして、女御様。」 じっと私を見つめてそう仰る女二の宮は、何とまぁ、尚仁様に瓜二つです。 腰まで伸びた艶やかな髪に、スッと涼しげな目元、細面で、五歳とは思えないくらい賢そうで気品に溢れていらっしゃいます。 「はじめまして、姫宮様。 お目にかかれまして嬉しゅうございますわ。」 そう申し上げると、ニコッと小首を傾げて微笑まれるのが、本当に可愛らしいのです。