平安物語【完】




念入りに支度をして麗景殿へ向かうのですが、世間でどう取り沙汰すだろうかと思うと、やはり性急過ぎる行動かと思われますが、今更行かない訳にもいかず、気まずい想いで到着しました。

それにしても中宮様にお会いするのは、中宮様の入内当初以来、実に四年ぶりのことです。

あの時の姫宮が、今や十七歳で二児の母…

変わってしまわれただろうかという不安と共に、美しく成長なさっていることだろうと楽しみでした。