乳母や少納言の君、それから真っ青な顔をした右大将の君に見守られながら断続的に続く痛みに耐えていると、
「帝から御文が参ったのですが…」
と声がかけられました。
「私が代筆致しましょう。」と乳母が出て行き、代わりに二人の女房が入って行きました。
うめき苦しむ私を見て今にも卒倒してしまいそうな右大将の君に、
「まだまだお生まれにはなりませんよ。
今夜あたりになりましょう。
もう少しお気を楽になさいませんと、あなた様の方が参ってしまわれます。」
と、少納言の君が私の腰をさすりながら言いました。
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