平安物語【完】




翌日、いつも通り支度をして右大将の君と話していると、夕方くらいに少納言の君が来るとの連絡が来ました。


二人でうきうきして待っていると、薄暗くなった頃に

「少納言の君がいらっしゃいました。

お通ししても良いですか?」

と声がかけられました。


「ええ、どうぞ。」

と居住まいを正すと、庇の間に人影が入って来ました。