「右大将様と御台様でございます。」 そう言う声が聞こえて、屋敷の中に車が入って来ました。 右大将殿もいらっしゃって父上にご挨拶なさるため、暫くは来るまいと思って、お腹を楽にくつろいでいると、「御台様がいらっしゃいます。」と声がかけられました。 急いで居住まいを正そうとすると、庇の間に右大将の君が入って来ました。