平安物語【完】




それきり皆は口を閉ざしましたが、思っていることは皆同じでしょう。

一方が女宮ならば何の問題もない。

双方ともに女宮なら、きっと帝は、弟君の三の宮を東宮におつけになるだろう…。


そして、双方とも男宮であったら…

身分として劣っているこちらは、あちらより一日でも早くお産みしなければならない…。