平安物語【完】




「…様。

姫様…。」

乳母の声…。

あなたは、私を見捨てないのね…。


そっと目を開くと、私は御帳台の中に横たわっていました。

「姫様!!!

姫様が、目を覚まされました!

姫様、どこか痛い所などはありませんか?」


ああ…夢だったのね…。

良かった…っ。