私は、下を向いて小さく欠伸をしました。 するといきなり、寄って来た弁に抱き締められたのです。 「…!?」 香は確かに弁なのに、その体つきの逞しさは明らかに弁のものではありません。 それどころか女ですらありません。 「やっと…お側近く参上できました…。」 その声は、右大将殿のものなのでした。