「弟君でございますか! まあ、なんと…」 乳母もまた、感動の涙をにじませていました。 「つきましては、若君の五十日の祝いにご参加頂けますよう、お里下がりを帝にお願いくださいませとのことでございます。」 「承知いたしましたと伝えて。」 急いで父上に文を書き、その文と一緒に大量の褒美の品を持たせて使者を下がらせました。