「女御、宮も女御子も無事だそうだ!」 泣き笑いのようなお顔で、尚仁様が仰います。 「伺いました。 本当に…本当に良うございました…」 私もにっこりと笑いながらも涙をこらえきれず、尚仁様よりもひどい泣き笑い顔になってしまいます。