その声を聞き、私は崩れるようにその場に倒れ込みました。 ――ああ、良かった…! 喜び勇んで、その遣いの者に持ちきれないほどの褒美を与えました。 すると今度は女房がやって来て、 「今宵東宮様のお召しがございます。」 と告げました。 勢いで、その者にも沢山の褒美を与えて帰しました。