平安物語【完】




簾と几帳を挟んですぐの所にお二人が座られて、私は几帳の隙間からそっと覗き見ました。

そして次の瞬間、全身の血の気が引いていくのを感じました。


尚仁様の御使者とは、あの、頭中将殿だったのです