そうして、治りも死にもせず、仲直りも喧嘩もせずに半年が過ぎました。 あとひと月で宮様が御出産という日のことでした。 「気分はどうですか。」 徒然に過ごしていた私を、父上が見舞いにいらっしゃいました。 「今日は、とりわけ気分が良うございます。」 世間の父娘よりも仲の良い私達は、右大臣と女御という身分にそぐわない程に気軽な関係です。