お優しい尚仁様が『駄目だ』なんて仰らない事は重々承知で、そう問いかけました。 案の定尚仁様は「それならば…仕方ない。」と譲って下さり、私は図々しくも尚仁様に背を向けて横になりました。 しばらくしてから、尚仁様も私の隣に横になられます。 寝たふりをしていた私の髪を優しく撫でて下さって、その時ぽたりと私の肩に一滴の雫が落ちました。