平安物語【完】




「…っ」

尚仁様が苦しそうな表情で私をご覧になります。

それに気づかないふりをして、今度は申し訳無さそうな顔を作りました。

「実は私、今日は何やら気分が優れませんで…。

本当に申し訳ございませんが、これにて休ませて頂いてもよろしゅうございますか。」