平安物語【完】






「女御様、そろそろ…」

部屋の外から、私を急かす声が聞こえてはっとしました。

どうやら、宮様をお抱きしたまま私まで居眠りしてしまっていたようです。

まだ、宮様はそのまますやすやとお休みになっています。