平安物語【完】




そんな事を考えながらしずしずと歩みを進めていくと、麗景殿の目の前までやって参りました。

供の女房達も落ち着かないらしく、こそこそと囁き合っているのが耳に届きます。


いざ、麗景殿の御簾の前を通り始めた時でした。