平安物語【完】




御寝所に入った途端尚仁様に抱きかかえられ、御しとねに押し倒されました。

切羽詰まった感じの尚仁様は、そのまま私の襟元に手をかけます


―これではお話が出来ない…

そう思った私は、襟元を手で押さえ首を横に振って、初めて拒絶しました。

すると尚仁様ははっとなさって、私を苦しいほどの力で抱き締めます