「僕は………困っている人を助けたいと思って教師になろうって覚悟を決めたから、勇気くんの手足になってサポートしたいんです」
それはまやかしのようには見えない。
本心からの言葉だって、顔をしてた。
「いじめや嫌がらせで………苦しんだ人を僕は見ました。その時僕は何もできなくて………今度そんな人を見たら次こそは助けたいと僕は思います!!だから、僕は勇気くんの手助けをしてあげたいと、心から思います!!」
「そんな、アホな………」
そんな早羽に俺は足を小突く。
睨み返してきて、蹴り返してきたけれど。
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