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目的地周辺だという無機質なアナウンスがユズの手元から流れて2人同時に目の前の建物を見上げた。
コンクリートが打ちっぱなしになった外壁にはネオンの猫のマークと【STRAY CATS】という文字が浮かんでいた。
「…めっちゃオシャレじゃん、」
「……帰りたい」
「はっ?ちょ、早いってば。まだ中にも入ってないのに!」
入口周辺には歳が近そうな男女が屯っていた。
SNSで穴場と言われているらしい知る人ぞ知る今人気のクラブだと行く途中にユズは言っていた。
「ほらっ、行くよ!」
「話が違うんですけど…」
グンッと手を引かれ入口に立っている男の人へと迷いなく進んで行った。
目的地周辺だという無機質なアナウンスがユズの手元から流れて2人同時に目の前の建物を見上げた。
コンクリートが打ちっぱなしになった外壁にはネオンの猫のマークと【STRAY CATS】という文字が浮かんでいた。
「…めっちゃオシャレじゃん、」
「……帰りたい」
「はっ?ちょ、早いってば。まだ中にも入ってないのに!」
入口周辺には歳が近そうな男女が屯っていた。
SNSで穴場と言われているらしい知る人ぞ知る今人気のクラブだと行く途中にユズは言っていた。
「ほらっ、行くよ!」
「話が違うんですけど…」
グンッと手を引かれ入口に立っている男の人へと迷いなく進んで行った。

