□□□
「大丈夫……」
…ちゃんと。ちゃんと勉強してきたから。
理人さんに会いたい気持ちも抑えて、ほぼ受験勉強に時間を注いできた。
「……ふぅ」
受験票を持つ手が震えているのが分かる。
ざわざわとした中で、私は1人合格発表の瞬間を待ちわびていた。
…きっと、大丈夫。
予定時間になり、学校側のスタッフが受験者番号が記された掲示板を広げた。
手が震えている。というか、全身が。
「っ、はぁ…はぁ……」
電車から降りてすぐに駆け付けた先は。
未だ【CLOSE】と掲げられてあるすっかり見慣れたお店。
「理人さん!!!」
【CLOSE】と出しているのにいつもドアの鍵は閉まっていない。
ドアを勢いよく開けると、そこにはいつもの3人が居た。
「は、翠っ…。…どうだった?」
カウンター席に座っていた理人さんがそんな私を驚いたように見て駆け寄ってくれた。
「っ、合格です!!!ほら!!」
鞄に入れた受験票と私の番号が記された写真を見せると大きく目が見開かれた。
「マジかよ!!良かった!!!」
ぎゅっ、と強く抱き締められてドキドキよりも今は合格したという事実の興奮が勝っていた。
朱音さんも奏汰さんも一緒になって喜んでくれた。
「大丈夫……」
…ちゃんと。ちゃんと勉強してきたから。
理人さんに会いたい気持ちも抑えて、ほぼ受験勉強に時間を注いできた。
「……ふぅ」
受験票を持つ手が震えているのが分かる。
ざわざわとした中で、私は1人合格発表の瞬間を待ちわびていた。
…きっと、大丈夫。
予定時間になり、学校側のスタッフが受験者番号が記された掲示板を広げた。
手が震えている。というか、全身が。
「っ、はぁ…はぁ……」
電車から降りてすぐに駆け付けた先は。
未だ【CLOSE】と掲げられてあるすっかり見慣れたお店。
「理人さん!!!」
【CLOSE】と出しているのにいつもドアの鍵は閉まっていない。
ドアを勢いよく開けると、そこにはいつもの3人が居た。
「は、翠っ…。…どうだった?」
カウンター席に座っていた理人さんがそんな私を驚いたように見て駆け寄ってくれた。
「っ、合格です!!!ほら!!」
鞄に入れた受験票と私の番号が記された写真を見せると大きく目が見開かれた。
「マジかよ!!良かった!!!」
ぎゅっ、と強く抱き締められてドキドキよりも今は合格したという事実の興奮が勝っていた。
朱音さんも奏汰さんも一緒になって喜んでくれた。

