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「……なんだよ」
「別にぃ?」
11月24日の誕生日は例年の変わらず朱音や奏汰、依織くんと朔良さんが祝ってくれた。
妙な気まずさを残して。
「俺の顔に何か付いてんの?」
「付いてねぇよ。綺麗な顔だよなぁと思って」
「気持ち悪ぃな。マジで何なの?」
何か言いたげなのは分かっている。
それが翠に関係しているという事も。
月日が流れるのは早いものでもう12月半ば。
1年もあと少しで終わるという頃に近付いていた。
相変わらず俺は夜にクラブに出勤し、朝方に帰るを繰り返している。
「……」
スマホの通知音なる度に、そっと誰から来たのかを確認してしまう自分が情けない。
突き放したのは自分なのに。
「…最近、通知ONにしてるよな?」
「……だから?」
「別に?前までOFFってたのになぁと思って」
カフェ営業中の店内はそれなりに人が居て、朱音は忙しなく動いている。
…というか、こいつは手伝いで今日は来ているはずなのに何隣に座って喋ってんだよ。
「……なんだよ」
「別にぃ?」
11月24日の誕生日は例年の変わらず朱音や奏汰、依織くんと朔良さんが祝ってくれた。
妙な気まずさを残して。
「俺の顔に何か付いてんの?」
「付いてねぇよ。綺麗な顔だよなぁと思って」
「気持ち悪ぃな。マジで何なの?」
何か言いたげなのは分かっている。
それが翠に関係しているという事も。
月日が流れるのは早いものでもう12月半ば。
1年もあと少しで終わるという頃に近付いていた。
相変わらず俺は夜にクラブに出勤し、朝方に帰るを繰り返している。
「……」
スマホの通知音なる度に、そっと誰から来たのかを確認してしまう自分が情けない。
突き放したのは自分なのに。
「…最近、通知ONにしてるよな?」
「……だから?」
「別に?前までOFFってたのになぁと思って」
カフェ営業中の店内はそれなりに人が居て、朱音は忙しなく動いている。
…というか、こいつは手伝いで今日は来ているはずなのに何隣に座って喋ってんだよ。

