君の世界は眩しかった。【完】

蓮sids

彼女が主演したドラマの再放送が、ふと流れていた。

リモコンを置いて、静かに画面を見つめた。

“あなたがくれた光が、今も私の中で生きてる。”

劇中の台詞。
それはきっと脚本家の書いた言葉だ。
でも、僕の中で、それは“彼女の声”として届いた。

心が、やさしく震えた。

もう、これでいい。
叶わなくても、報われなくても、
僕はちゃんと、恋をして、愛を知った。

だから言える。

「君の世界は、とても眩しかった」

それは、僕の青春そのものだった。









──END.