君の世界は眩しかった。【完】

一花sids

数日後、マネージャーに呼ばれて向かったオフィスの机に、
一通の“差出人不明の封筒”が置かれていた。

開けると、中には短い手紙と、一枚のスケッチ。

スケッチには、何も描かれていなかった。
ただの白紙だった。

だけど、手紙には、こう書いてあった。

「描かなかったのは、君の未来を、僕は知らないからだ」
「でも、それが眩しいことだけは、知っている
そして──君の世界は、いつだって眩しかった」

私はその言葉を見て、初めて泣いた。

ちゃんと、泣いた。