君の世界は眩しかった。【完】

夜、ふと思い立って、机の引き出しを開けた。
中には、昔もらった一通の手紙がある。

まだ蓮と話す前――中三の文化祭のあとに、彼が私の机に置いてくれたもの。

「演じる君も、素の君も、どちらも本当に綺麗だと思う」

あのときは照れくさくて、怖くて、ちゃんと読めなかった。

でも今は──
読み返すたびに、優しい声で名前を呼ばれた気がする。