君の世界は眩しかった。【完】

今でも、舞台に立つたびに想う。

もし、あの人がこの世界にいなかったら――
私は、演じることすらできなかったかもしれない。

でも、もう会えない。
会うつもりもなかった。

だって私は、あの人に「置いてきぼりにされた」んじゃない。
私が、勝手に背を向けたんだ。