君の世界は眩しかった。【完】

昼休み、スマホを開いたら通知が届いていた。

《花岡紗月:今日、話せる?》

それだけの短いメッセージ。
だけど、胸が少しだけ高鳴った。

夕方、校門の前で待ち合わせると、紗月は制服にカーディガンを羽織って立っていた。

「……久しぶりだね」

「うん。二日ぶりだけど、なんか変な感じ」

ふたりで歩きながら、いつもの図書館近くのベンチに腰掛けた。

「今日ね、少し言いたいことがあって」

「……なに?」

紗月はしばらく黙っていた。
それから、ぎゅっと拳を握って――言った。

「たぶん、私、蓮くんのこと、好きになってる」

その言葉は、静かだけど鋭くて、
胸の奥に、深く突き刺さった。