「梨花、久しぶりやん!!」


梨花に気付いた薫ちゃんがそう声をかける。


私と梨花と美鈴ちゃんは小学校の頃から仲がよかった。


あの頃は、3人で一緒にいたなぁ~。

そして、薫ちゃんも私達をとても可愛がってくれていた。


薫ちゃんと美鈴ちゃんは私なんか見えていないような感じで、梨花とだけ話し始めた。


「久しぶり、薫ちゃん!!」


梨花はそんなことに気付きもせず、楽しそうに二人と話してるし・・・。

私は、一人で少し離れたところでグラウンドを眺めていた。



すると、梨花がいきなりちょっとトイレってトイレに行ってしまった。




すんごい気まずいんですけど・・・。


ここに残された私。

一体、どうしたらいいんだろう?


そんな私を無視して二人が話し始める。

私に聞こえるようにちょっと大きめの声で。


「あ~ぁ、嫌な気分やなぁ~。なんで、桃子なんやろう?どこがいいんやろう?ただ、顔がかわいいだけやん!!!」

「ぶりっ子しよるけんじゃないん?優士君も見る目ないよねぇ~」

「でも、あん時の優士、めちゃくちゃ恐かった・・・」


はぁ?私が何って?


あん時って・・・?