「これからは何でも本音で話そうな!」

ゆぅ君がそう言ってくれた。

ゆぅ君はいつも私のことを受け止めてくれた。

私も全力でゆぅ君のこと受け止めたいと
思う。


私の過去すべて話した。


私は胸につかえていたものが全て取れて、
スッキリしていた。


でも、ゆぅ君はどうなの?


私のモヤモヤが、今度はゆぅ君に移ったん
じゃない??


「ねぇ、本当はどう思ってるの?」

どうしても、聞きたくて聞いてしまった。

「俺、別にそんなことぐらいで水嶋のこと嫌い
 になったりしねぇよ?
 話してくれたことが嬉しかったし、
 水嶋の苦しみは分かったからな」

ゆぅ君の言葉が心に響いた。


「ごめんなさい・・・」

私は、なぜか謝った。

「謝ることじゃねぇだろ? 
 過去は過去でいい。
 今からは俺ら二人でやっていこうな!」

「うん!ずっと一緒だよ!」


涙が溢れた。


過去は過去でいい・・・。

ゆぅ君はそう言って、私を抱きしめてくれた。


いつも以上に、ゆぅ君の胸の中は
温かかった。