「・・・うん。でも、タケルともすぐにダメに
 なったの。それからは、最悪だよ。
 好きだって言ってくる人と手当たりしだい
 付き合ってた。どうでもよかった・・・。
 そうして、私は孤独を埋めてた。
 でも、その人達に愛されているなんて
 ちっとも思えなかった・・・」

あの頃は、本当に最低だった。

「学校も、タケルがいないからって、絡んで
 くる奴らがいっぱいいた。でも、殴られても
 痛いと感じなかったし・・・。
 私、本当に壊れてた」

「・・・・・」


ゆぅ君はどう思っているのかな?

きっと、引いてるよね・・・。

それなら、それで、仕方ないけど・・・。


「ハタチまでずっと好きでもない人と
 付き合ってきた。ずっとそんな恋愛を
 続けてたの・・・。
 恋愛なんて言えないようなものばかり」


そんな時に、私の前にタケルが現れたこと。

男に依存してる私に治そうって
言ってくれたこと。

千絵やなつも一緒にいてくれて・・・。


「タケルや千絵達に救われたんだ。
 だから、これからは、ゆぅ君のことだけ
 想って生きていこうって思えたの。 
 たとえ、もう会えなくても・・・。
 翔さんにも会いにいってちゃんと話したよ。
 そこで、翔さんとゆぅ君がいとこ同士だ
 ってこと知ったの」

「・・そっか・・・」


翔さんは私とゆぅ君のためを思って、
身を引いたこと。


私達のせいで苦しめていたこと。

でも、最後には笑って話せたこと。


ゆぅ君に、全部知ってほしかった。