「健ちゃんもいる?」

私がそう言うと、俺はいいから、
桃子が食えよって健ちゃんは笑った。


「またさ、退院して落ち着いたら、たまには
 実家帰ろうな?」

優しい笑顔でゆぅ君がそう言ってくれた。

「うん!ゆぅ君も一緒にね」

「おぅ!」


愛情を感じる。

ゆぅ君から。

お母さんから。

そして、大切な友達から・・・。



「相変わらず、お前らはバカップルやなぁ」

健ちゃんがしみじみ言うから、私は笑って
しまった。

健ちゃんはいっつも私達のことバカップル
って言うよね・・・。


「しかもな、水嶋、今日は異常にわがまま
 なんやぞ」

ゆぅ君が健ちゃんにそう言った。

そんなこと、いちいち言わなくていいのに。


「まぁ、今なら桃子、優士に甘え放題だぞ」

健ちゃんが私にそう言ってくれた。



今だけ甘えてるんじゃないよ。

私は、いつも甘えてる。

ゆぅ君に。

健ちゃんに。

タケルに。


千絵やなつに。

みんなにも。

そして、誰より自分に・・・。



いつもいつも、甘えてるんだ。


強くなりたい、ならなきゃって思うけど、
つい甘えてしまう。


私は、本当に弱い人間なんだよ。