あ~ぁ、タケルに気を使わせてしまった。

私は、タケルのこと気にしてるようで、
いつも気を使わせてばっかりだね。


「そういや、さっきな、お母さん来たぞ」

健ちゃんと話していたはずのゆぅ君が
いきなり私にそう言った。


「そうなの?遅かったね・・・」

「なんか、仕事で遅くなったらしくてな。でも、
 水嶋寝てたけん、すぐ帰ったけどな」

「なんだ・・・。起こしてくれたらよかったのに」

私はそう言った。


だって、お母さんにしばらく会ってなかった
し、わざわざお見舞いに来てくれたのに
って思ったから。


「水嶋、すげぇ気持ちよさそうに寝てたし、
 お母さんも起こすの悪いって気ぃ
 きかせてた。そうや、イチゴ持ってきて
 くれたぞ」

「イチゴ?」


イチゴは私の大好物。

お母さん、覚えててくれてたんだね。

って、お母さんだから、当たり前か。


小さい頃から、私は心配ばかり
かけてるよね。

こんな歳になってまで、心配かけて。


・・・ごめんね。


「イチゴ食べたい!」

私がそう言うと、ゆぅ君が冷蔵庫から、
イチゴを出してくれた。