「俺、何か飲みもんでも買ってくるわ!」

ゆぅ君がそう言って、出て行こうとした。


「ゆぅ君、ここにいて!」

私は、思わずそう言ってしまった。

「また~、桃子の甘えん坊が~!」

健ちゃんがそう言って笑う。

「ちょっとだけやから。健二達おるだろ?」

ゆぅ君がそう言うけど、私は、首を横に振る。



そんな私を見て、ゆぅ君が困った顔を
している。


どうしても、ここを離れないでほしい。

だって、私、健ちゃんとタケルの顔ちゃんと
見れないから・・・。

・・気まずいから・・・。



「んじゃ、俺が何か買って来るわ!
 桃子達何がいい?」

タケルが気を利かせてそう言ってくれた。

・・ごめんね・・・。


「ほら、タケルが行ってくれるって。
 水嶋、何がいいんや?」

ゆぅ君に聞かれて、私はレモンティーって
答えた。

ゆぅ君と健ちゃんは何を頼んだんだろう?

私は毛布にもぐっていたから、
聞こえなかった。


タケルは、私が避けていることに
気付いてるのかな?


でも、今日、来てくれた・・・。


タケルのこと、これ以上傷付けたくない。

そう思うけど、どうしても、
ちゃんと顔を見ることが出来ない・・・。