「はい、これお見舞い!」

健ちゃんがそう言って、持っていたかごを
ゆぅ君に渡した。


「悪ぃな・・・。水嶋、ほら、これ。
 健二とタケルからお見舞い」


ゆぅ君がそう言って、見せてくれたかご
には、りんごやバナナや果物がいっぱい
入っていた。


「健ちゃん、タケル、ありがとう!」

「ってか、水嶋、何で顔、隠しとん?」

ゆぅ君が、毛布に顔を隠してる私に
気付いた。


やっぱり、気付かれた?


健ちゃんとタケルの顔が見れない。

どんな顔して、二人を見たらいいのか
分からない・・・・・。


「どしたんや?」

ゆぅ君が心配そうに私の顔を覗き込む。

「だって、私、スッピンだし、あんまり
 見られたくない・・・」

「何言うてんや。水嶋のスッピンなんか
 健二や見慣れとるし、タケルも見たこと
 あるだろ?全然、気にすることないだろ」


ゆぅ君がそう言って、笑ってる。


本当は、それだけじゃないんだけどな・・・。