千絵となつが帰っていった。


「彼氏がモテ過ぎるのも心配ものだね・・・」

私がしつこく、ゆぅ君にそんなことを言って
いると、

「失礼します」

って言いながら、看護婦さんが入ってきた。


「この人?この人?」

私は、小声でゆぅ君に聞いてみた。

「違ぇよ!」

ゆぅ君が私の頭を叩く。


そんな様子を見ていた看護婦さんは

「仲がいいんですね~」

なんて笑ってた。

「すごく仲いいですよ!だから、彼に
 ちょっかい出さないで下さいって他の
 看護婦さん達に言っといて下さいね!」

私は、そんなことを言っていた。

「アホか、お前は!すいません。こいつ、
 入院してイライラしてるもんで・・・」


ゆぅ君が看護婦さんを見ながら、
頭を下げた。


「いえいえ~。本当に仲がいいんですね~」

看護婦さんはそう言いながら、私の前に
昼食を運び始めた。