「あぁ~!早く帰りたいなぁ・・・」

思わず、口に出してしまった。


「愛の巣に~?」

なつがニヤニヤ笑う。

「うん!だってね~、一緒に住むように
 なって、ますますゆぅ君のこと好きに
 なったし。私にはもったいないぐらい 
 かっこいいから!!」

久しぶりにのろけたかもしれない。

さっきまで、あんなに落ち込んでたくせに。



「のろけは終わり~」

なつが、そんなことを言うから、私達は
笑った。


私達が、笑い転げていると、ゆぅ君が
戻ってきた。



「お帰り~」

そう言うと、

「ここは、お前の家かよ!」

ってゆぅ君に突っ込まれた。


「あっ、これな、みんなで食べてって
 もらったんやけど・・・」

ゆぅ君が私に、クッキーの入ったカンカンを
渡してくれた。


「これ、誰にもらったの?」

「なんか、看護婦さんがくれた」

「ゆぅ君、看護婦さんにもモテてるの?病院
 で略奪されるなんて、私、嫌だからね!」

「アホか!!んなことあるわけねぇだろ!」



私とゆぅ君の言い合いを見て、千絵となつは
安心した様子で笑ってた。