「桃子は何がそんなに不安なの?」

千絵達には、話そうって思った。


「ゆぅ君のことがすごい好きでね。
 だから、一緒に住むようになって、
 すごく嬉しかったの。
 毎日、幸せだなって思うし、大好きだな
 って思うの。だから、ずっとこんな風に
 続けばいいなって思ってるの・・・」

二人は、私の話を頷きながら、聞いて
くれている。


「だからね、眠るのが恐いっていうか。
 もし、目が覚めて、ゆぅ君がいなかったら
 って思うと、恐いっていうか・・・。
 それに、私の過去をゆぅ君が知って
 しまったらって思うと・・・」

私がそう話していると、千絵が優しく話して
くれた。

「優士君のこと信じてないの?
 桃子のこと置いてどっか行っちゃうわけ
 ないでしょ?優士君は桃子から
 離れてなんか行かないよ」


私も、そう思ってる。

だけど、どうしても恐いの・・・。


「もしさ、また遠くに行っちゃったらね、私、
 きっと耐えられないと思う。
 もう、二度と離れ離れなんて嫌だから」

「大丈夫だよ!!」

なつの力強い声。


涙が零れる。

もう、あんなに寂しい想いはしたくない。


孤独なんて味わいたくない。


私は、いつの間にか、ゆぅ君のいない世界
では生きられなくなっていた。


それほどまでに、ゆぅ君の存在は
大きいんだ・・・。