ゆぅ君のパーティを終えて、私達は一緒に
ゆぅ君の家に帰った。


「ゆぅ君、かっこよかったよ!」

「何が~?」

「ステージの挨拶だよ~!」

「いきなりで何言っていいか分からんかった」

ゆぅ君は、あの時の心境を教えてくれた。


「健二にはいつもいつもやられっぱなしや~」

悔しそうにそう話すゆぅ君。

「健ちゃんって、すごいよね。
 いろんなこと思いつくし」

「そうだな。
 すげぇ感謝してる」


健ちゃんって、本当にすごいと思う。


今日もそうだけど、あれだけの人数
集めるのって本当にすごいことだと思う。


本当に、感謝してるよ。



「みんな、私達が一緒に住むこと聞いて、
 すごいびっくりしてたよね」

「大成功やな!!」


私達は、パーティーの興奮が冷めなくて、
しばらく話し込んだ。


同窓会も忘れられない思い出になったけど、
今日のパーティーも忘れられない
大切な思い出になった・・・。


パーティー無事に終わってホントよかった。

私は、今日一日楽しく終わって
安心していた。


・・・だから、これから幸せなことばかりが
待っているものだと思ってた。


これからも私達には様々なことが起こって、
いくつもの試練が待ち受けているなんてこと
考えてもいなかったんだ・・・。