「よ~、お二人さん、相変わらずやな!」

そう言って、ニカッて笑ってるのはヒロ君だ。


「ヒロ君、久しぶりだね!!」

「お前ら、服ボロボロやん!」

私達のボロボロの格好を見て、笑ってる。


「これ、全部、こいつのせいや~」

ゆぅ君がそう言いながら私のこと指差す。


ヒロ君とゆぅ君も久しぶりに会ったのか、
何か話したそうだったから、私は千絵達の
ところに行くことにした。

でも、行こうとしたら、ゆぅ君に手を
掴まれた。


「水嶋も、ここにいろ!!」

いつもより少し、口調が強かった。


びっくりしたけど、

「みんなのとこ、行かないかんし・・・」

そう言って、目じりを下げて笑ってくれた。

いつものあの笑顔で・・・。


「うん、分かったよ」


少しの間ヒロ君と話していた。

それから、私達は次々にみんなのところを
回った。


「あっ!私、ゆぅ君に紹介したい人が
 いるんだけど・・・」

「えっ?」

私がそう言うと、ゆぅ君は少しだけ嫌な顔を
した。


「ほら、梨花の隣にいる子・・・。
 加奈っていって、高校の時の友達。
 ほら、行こっ!」


今度は私がゆぅ君の手を引っ張って、
加奈達のところに向かった。