「よし!思い切って登ろっか!
 服がボロボロになってもいいよ。
 時間もないし、早く行こう!!」

「マジかよ・・・」


私とゆぅ君は、服が汚れようが、破れようが
気にせず登った。


「あ~ぁ、こんな破けて・・・」

ゆぅ君は私を見て笑った。

「ゆぅ君だって、ボロボロじゃん!
 パーティーの主役がそんな格好で
 いいの?」

私が笑いながらそう言うと、
水嶋のせいだろ~なんて言われた。

でも、いいの。

どんなにボロボロでも・・・。


「帰りもまた登るんだろ?
 だったら、ますますボロボロになるな」

ゆぅ君は、もうどうにでもなれって言った。


「早く~!!!」

私達が向かう場所。


あの、始まりの場所。

どうしても、ここで渡したかったの。

まるで、あの日のあなたみたいに・・・。


あの頃と同じ、コンクリの上に座った。


小さな街灯が私達を照らす。



「ゆぅ君、これ、貰って下さい・・・」

私はそう言って、ピンクのリボンが付いた箱
をゆぅ君に渡した。


「これって・・・」

ゆぅ君はびっくりしてる。


大成功かな・・・?