【来月、ゆぅ君が帰ってくるので、ゆぅ君の
 お帰りなさいパーティをします。20日の
 7時に同窓会をしたあの場所でします。
 忙しいと思うけど、来れる人は来てくれると
 嬉しいです。】


そんなメールを私と健ちゃんでみんなに
手分けして送った。


「みんな、来てくれるかな?」

私が心配そうに聞くと、

「みんな、来るだろ!」

健ちゃんがそう言ってくれた。

健ちゃんがそう言うと、本当にみんな来て
くれそうな気がする。


「ねぇ、タケルも呼んでもいい?」

私がそう聞くと、健ちゃんは少し顔を
曇らせた。

「タケルかぁ・・・。
 タケルは呼ばねぇ方がいいだろ?
 昔、桃子と付き合ってた訳やし
 優士もいい気しねぇだろ・・・」


やっぱり、タケルは呼んだらダメなの?

友達なのに・・・。


「そっか・・・。
 でも、タケル、ゆぅ君に
 会いたいって言ってたんだよね」

「えっ?タケルが会いたいって言うて
 たんか?」

健ちゃんがびっくりして聞いてきた。

「うん。ゆぅ君とあんまり会ったことないって。
 私達のことすごく応援してくれてるんだよ。
 それに、タケルには彼女もいるし・・・」


健ちゃんは少しの間、何か考えていた。


「なら、呼んでもいいんじゃねぇの?」

健ちゃんがそう言ってくれたから、タケルも
パーティーに呼ぶことにした。


だけど、まずはゆぅ君にも話さないとね。