「桃子、あっちに三宅君がいるよ!」

千絵に言われて、私はヒロ君を探した。

「ちょっと、行って来ていい?」

私はそう言って、ヒロ君のところに行くことに
した。



「ヒロ君、久しぶり!!」

私がそう声をかけると、ヒロ君はニカッと
笑ってくれた。

「おぉ~、水嶋!久しぶりやな。
 元気だったか?」

「うん。元気だったよ~」


私は、ヒロ君の夢が美容師だったことを
思い出して聞いてみることにした。

「ヒロ君、今、何やってるの?」

「俺な、美容師やってるぞ!」

ヒロ君はそう言ってまたニカッと笑う。

「すごいじゃん!夢、叶えたんだね!!」


ヒロ君はあの頃と同じで、自分の好きなこと
に真っ直ぐ向かっていた。

その姿は眩しくて、私にはとても輝いて
見えた。


「お~い、桃子~!!ちょっとこっち
 来い~!!」

「あっ、健二が呼んでるぞ?」

「みたいだね・・・」

健ちゃんがいつものように私を呼ぶ声が
した。


ヒロ君とまだ話していたいと思ったけど、
健ちゃんのところに行った。