私はすぐに本屋に向かった。

早くタケルに会って、話したかったから。


タケルのとこに着くなり、

「美鈴ちゃんと仲直りした~!!」

私は、そう言った。

「よかったな!」

タケルはそう言って、頭をクシャっと撫でた。


「やっぱ、さっきの美鈴だったかぁ・・・」

タケルがそんなことを呟いた。

「えっ、美鈴ちゃんだって分かったから、
 二人きりにさせたの?」

「まぁな・・・」

タケルのそんな優しさがすごく嬉しい。

「って、二人きりじゃなかっただろ?」

「まぁ、子ども達も一緒だったけどね。
 あぁ~、美鈴ちゃんの子ども達
 かわいかったなぁ・・・」





その日の帰り道、私は健ちゃんと偶然
会った。

「あれって、健二じゃねぇ?」

タケルが指差す方向を見ると、そこに
健ちゃんがいた。

「健二~!!」


タケルは私に何も聞かず、いきなり声を
かけて、健ちゃんのところに行ってしまった。

健ちゃんは、タケルに気付いて笑って
こっちを見ていた。


そして、私のことにも気付いたんだろう?


初めはびっくりしてたけど、私に向かって
手招きをしてきた。