ここ数ヶ月、特になにもなく、私は平凡に暮らしている。


ショップ店員を辞めて、事務の仕事を始めた。

こんな私が事務の仕事なんて・・・。


自分でもそう思ってたけど、やってみれば案外向いているらしく楽しい。

職場の子達ともうまくやってる。


いろんな出会いがあって、私にも恋をするチャンスが何度か巡って来た。


だけど、やっぱり私には、恋、出来なかった。



「水嶋、日曜日一緒に、千絵ちゃんのお見舞い行こうよ〜」

なつに誘われて、千絵のお見舞いに行くことになった。

実は千絵、赤ちゃんを産んで、入院してるんだ。



「千絵〜!!」

私が声をかけると、ベッドで寝ていた千絵が身体を起こした。

「桃子となつ、来てくれたの?ありがとう!」

千絵が幸せそうな顔でそう言う。

「桃子ちゃん、なつちゃん、来てくれてありがとう」

千絵の旦那さんもいた。


千絵の旦那さんはとても優しそうな顔で千絵を見つめていた。

「茜、すごいかわいいんだよ〜」

千絵はそう言って笑う。

「・・・茜?もう、名前決めたの?」

私が聞くと、千絵はそうだよ〜って言って笑った。

「ねぇ、茜ちゃん見に行こうよ!」


なつがそう言うから、私達は千絵の赤ちゃんを見に行くことにした。