それから、何度、電話をしてもタケルは出なかった。

寝てるのかなぁ・・・?


また、明日にしよう!私はそう思って寝ることにした。


緊張と不安で眠れないかなぁ〜と思っていたけど、私はすぐに寝てしまったのか目が覚めると朝の7時だった。


今日は、仕事終わってすぐに翔さんのお店に行かないといけないから早く帰ろうっと。


私が今してる仕事はショップ店員。


仕事はそれなりに楽しい。


だけど、私はこのお店を去ることに決めた。


店長に辞めると決めたことを話した。

店長は初め、私の髪を見てびっくりしてた。


店長は、こんな私を引き止めてくれたけど、私の強い意志を聞いてくれてなんとか分かってもらえた。


あと、一ヶ月後、私はここを去ります。



すべて一からやり直すって決めたんだ。


翔さんと話して、このお店ともさよならして。


私は、ネックレスをそっと外した。



長い間、ネックレスとして着けていた。


あれから、ずっと着けていたけど・・・。


この指輪を、あるべきところに戻します。