「本当に、愛してくれてたの?」

私はタケルを見つめてそう聞いた。

「当たり前だろ。いつも言ってただろ?好きだって・・・」


思えばタケルは私を抱いた後、いつも必ず、『桃子、好きだよ』って言ってくれてた。

どうしてあの言葉を信じてなかったんだろう?



「ごめんな・・・」

いきなり、タケルが頭を下げた。

何?私はびっくりしてそう言った。

「俺が、お前から離れなかったら、お前こんなになってなかったのにな」

タケルはそう言いながら目に涙をためていた。


私のために泣いてくれるの?

こんな私のために・・・。


「もう、こんなんやめろよ!頼むからやめてくれ・・・」

タケルの気持ちは嬉しかった。

だけど、もう前の私には戻れない。


「もう、戻れないよ。無理なんだ・・・。私、男に依存しちゃってるんだ・・・。依存症ってやつ?」

私はそう言って笑うことしか出来なかった。


すると、タケルは私の肩をギュッと持ってこう言った。


「なぁ、俺がそばにいてやるから!治そう!依存症なんて治そう!!」


そう言って、ギュッと抱きしめてくれた。


・・・何年ぶりだろう?


こんなに温かいぬくもりを感じたのは。