みんな優士君を恐れているのか、しばらく黙ってた。


私はもう一度、恐る恐る優士君の顔を見た。


すると、優士君と目が合ってしまった・・・。


優士君は寂しそうな顔をしていた。



何でそんな顔してるんだろう?


ふと、疑問に思ったけれど・・・。


うるさかったあたしが悪い。


「ごめんね・・・」


私は小さくそう言うと、そのまま席を離れた。


ここには、いれないな・・・そう思ったから。


そんな私の後を千絵となつが追いかけてきた。





「私の声、大っきかったから・・・」


そう言う私に、なつが言った。


「でもさ、あんなに怒らんくてもいいのに・・・」

「優士君は悪くないよ!!」


なぜか、私はそう言って優士君をかばった。




その後は、みんな黙って本を読んだ。


優士君も珍しく、授業が終わるまでずっといた。


私は、この日ずっと優士君のことが頭から離れなかった。


怒らせてしまったこと、悲しそうな顔をしていたこと。


そのことがずっと頭から離れなかった。