そんなことを思いながら、机に顔をうずめた。


悲しくて悔しくて、涙が溢れてきそうだった。


肩をトントンとされたような気がして私は慌てて起き上がった。



「桃子〜!!」

そこには、笑顔の加奈と、心配そうな顔をした梨花がいた。

「あぁ・・・。なんだ〜、梨花達かぁ・・・」

私はそう言って、顔を上げる。

「桃子、大丈夫?クラスの子達が話してるの聞いて・・・」

梨花が私の頭を撫でる。


「タケル君、学校来てないの?」

加奈が辺りを見回す。

「私は大丈夫だよ。タケルがいなくても・・・」

そう言って、笑って見せた。



「桃子、彼氏は?」

加奈に聞かれて私は、教室を見回す。

「あぁ〜、あそこにいる。髪ツンツンの金髪の・・・。えっと、名前なんて言ったっけな・・・?」

「・・・あの子?」

そう言って、私達が見つめる先には、楽しそうに友達としゃべっている金髪頭の男がいた。


「ちょっと、桃子のことほったらかしじゃん!」

加奈は怒っていた。

「当たり前だよ。そういう付き合いだから」

私がそう言うと、梨花は静かに言った。

「好きなんだよね?」

「・・別に・・・」

私はそう答えるしかなかった。


だって、名前だってなんていうんだか分からない。

向こうだって、私が何してようがお構いなし。


そんなの好きじゃない証拠だよ・・・。