「あれ?ここ千絵の部屋??」

目を覚ますと、私は千絵の部屋にいた。

私は今、自分がどうしてここにいるのか、千絵の部屋で寝ているのかが分からない。


「桃子、いきなりわたしのとこに来て倒れたんだよ・・・」

千絵にそう言われて、私は思い出した。

そして、涙が溢れてきた。


「翔さんと別れた・・・」

私はそう言って泣き崩れた。

千絵は何も言わず私をギュっと抱きしめてくれた。


「もう、びっくりしたよ〜」

そう言って私の頭を撫でてくれた。

落ち着いた私は千絵に話をした。

「翔さんがね、私とゆぅ君のこと知ってたの。それで、私にゆぅ君のこと今でも好きだろって・・・」

「うん・・・」

「俺はそいつの代わりになることは出来ないって・・・。私、そんなこと思ってなかったのに・・・。そんな風に、翔さんのこと見てたわけじゃないのに・・・」

「分かってるよ・・・」

千絵はずっと私を抱きしめてくれていた。


「本気で、翔さんのこと好きだったのに・・・。分かってもらえなかった・・・」

「うん、うん」

「翔さんずっと不安だったって泣いてた。私、翔さんのこと傷付けちゃったよ・・・」

「桃子は悪くないよ」

千絵はそう言って私を慰めてくれた。